アンテナを高くするにはブログが良い

「アンテナを高くしよう。」
若手社員時代に仕事で上司によく言われていたアドバイスです。

言葉の意味というかニュアンスは何となくわかります。
しかし、具体的にどうすれば良いか落とし込めていませんでした。
ブログを始めて、自分なりの理解ができたので記録しておきます。

自分なりの言葉の解釈

「アンテナ」には2つの意味があると思います。

ひとつは「情報を受信・送信する機能」という意味です。
これは「アンテナ」の物理的な役割からきていると思います。

もうひとつは「情報に対する感度」を指しているのではないでしょうか。
こちらは「アンテナ」の性能をさすものといえます。

情報の内容は仕事上でのアドバイスなので、当然業務に関連する情報ですね。
また、感度というのは興味や関心と同じような意味でしょう。

「高く」というのは若干意味が難しいところです。
おそらく、強く意識するようにというニュアンスなのかなと。
アンテナは高いところに設置されている方が、通信性が高いことからきていると思います。

これは、高いところにあると障害物の影響をうけにくいためです。
テレビのアンテナも自宅の高いところ(屋根)に設置しますので。

つまり、「アンテナを高く」とは、次のような意味ではないでしょうか。

・業務に関連する情報に対して、興味や関心を強く持とう

・自分から積極的に情報の収集や発信を行おう

仕事だと難しいがプライベートだと自然に行っている

意味を考えるとアドバイスの真意は、より主体的な行動を促していたのではないかと思います。
当時は営業として、与えられた役割を果たすという意識が強すぎたのかもしれません。
もう一歩踏み込んで自分から行動を起こすことを上司は期待したのでしょう。

振り返ってみると、仕事では中々難しいことでもプライベートでは無意識にしている場合があります。

自分の場合ですが、趣味である薪ストーブを自宅に設置したところ目に入る景色が変わりました。
近所を散歩していると、煙突や薪棚が妙に目につくようになりました。

友人と話をしていても、似たようなことはあるようです。
子供が幼稚園に入ってから、運転中に園バスが急に気になるようになったとのこと。
台数の多さにびっくりしたと言っていました。

急に周囲の環境が変わるわけではないので、興味や関心で視界が変わったということでしょう。
これはアンテナでいえば感度が向上したと言えるのではないでしょうか。

ブログを継続的に行うことはアンテナを高くすることに通じる

ブログは自分の興味や関心のあることを記録します。
継続的に行うためには、以下の2点が必要です。

・興味や関心のあることを見つける(感度を上げる)

・気づきや考えなどを整理して文章をつくる(受信・送信する)

これは、「アンテナを高くする」ことそのものではないでしょうか。
仕事についてブログに書くことが、ひとつの解決策になるのではと思います。
(当然ですが守秘義務などもあるので、その点は配慮が必要ですが)