テストによって対策は違う
昨日eco検定を受験しました(eco検定)。
そこで、改めて思ったのはテストの種類に応じて、対策は異なるということです。
私がこれまでに受けたテストの記憶を振り返ってみようと思います。
これまでに受けた主なテスト
・中学、高校の中間テストや期末テスト
・中学、高校の実力テストや模擬試験
・高校、大学の入試
・大学の単位取得のためのテスト
・運転免許の学科試験
・各種検定試験(日商簿記、税務能力検定、eco検定など)
・税理士試験
人生を振り返ると、数多くのテストを受けてきています。
ここでは、いわゆるペーパーテストだけを記載しています。
アルバイトや就職活動での面接なども広い意味では試験ですが、今回は割愛しています。
テストの分類
これらのテストは次のような切り口で分類できると思います。
1.他者と競い合う必要があるものとないもの
2.配点が明確でフィードバックがあるものとそうでないもの
3.満点を目指すことが可能なものとそうでないもの
この分類はテストの対策を検討する上で大きな関係があります。
例えば、分類1で他者と競い合う必要がないものとして、検定試験があげられます。
合格点が決まっており、自分がその合格点を確保できれば他者がどうかは関係ありません。
そうすると、分類3で満点を目指すことができるとしても、満点は必要ないことがわかります。
検定試験の目標が合格ならば、合格点が確保できるレベルまで学習を進めれば問題ないのです。
結果として、検定試験の対策は合格点を確保する効率的な方法を考えることとなります。
一方、税理士試験は、他者と競い合う必要があるものです。
配点やフィードバックも決して明確とはいえないでしょう。
そして、問題の質・量を考えると満点を目指すものではないことも明らかです。
そうなると、周りの受験生ができると想定される問題は確実に回答できることが重要になります。
ほとんどの人ができない問題にエネルギーを注ぐのは、むしろマイナスに作用します。
拾う問題と捨てる問題を的確に分けるスキルと処理スピードの向上がテスト対策として必要です。
テスト対策には幹と枝がある
このように、テストの種類によって求められる対策が異なります。
ですが、対策方法として、いずれにも共通している部分もあります。
私が思うのは以下の3点です。
1.暗記をサボらない
2.過去問や想定問題を繰り返し解く
3.間違った原因分析をおろそかにしない
この共通している部分は、木でいう幹の部分になります。
ここをおろそかにしてしまうと、小手先の対策をしても効果は薄れてしまいます。
一方で異なる部分を枝と考えるとわかりやすいかもしれません。
幹が細いのに枝ばかり伸びていても、倒れやすい木になってしまいます。