対面会議も捨てたものではない

私はリモートワークに関して導入賛成の立場です。
会議についても、基本的にオンラインである程度カバーできると考えています。
ですが、すべての対面会議を否定しているわけではありません。

それぞれの良さがあると思いますので、必要に応じ使い分けることが重要だと思います。
個人的に、普段はオンライン、ここぞという場面では対面を利用するのが、現状ではベストかなと考えています。

オンライン会議の課題

在宅勤務が推進されてきて、会議についても対面からオンラインへの移行が進んできたと思います。
オンライン会議には、多くのメリットがあると思います。
ですが、オンライン会議を数多く行う中で、課題についても徐々に見えてきた感じがしています。

多人数の会議での顔出しは回線に負荷がかかる

オンライン会議も少数なら問題はないのですが、多人数の場合回線負荷の問題があります。
特に全員が顔出しで会議を行う場合は、回線負荷の影響を受けやすいと思います。

映像がコマ落ちしたり、音声が途切れたりすることもあるでしょう。
会議の本質ではないところに、関心が向いてしまうことになってしまいます。

その結果として、会議の目的を十分に果たすことができないということも出てきます。

双方向での議論が進みにくい

オンライン会議の場合、テンポよく議論を行うのが難しいところがあります。
これは、1対1の場合は問題ないと思います。

ですが、複数の参加者がいる場合は、会話にどう入っていくかという部分でハードルを感じます。
オンライン会議を経験した方は、共感していただけるのではないでしょうか。

つまり、会議の本質部分に関係ないところに、余計なエネルギーをつかうことになってしまいます。

集中しきれていない場合があり、緊張感が薄れがち

オンライン会議は移動する必要もないため、非常に便利なツールだと思います。
ですが、その反面、会議への関わり方の部分で、課題もあるかなと感じました。

簡単に会議に参加できるため、会議に集中しきれていない場合もあるのではないでしょうか。
その結果、緊張感が薄れがちになる懸念があります。
どのような心構えで会議に臨むかが、不透明な部分が存在していると思います。

対面会議ならではの良さ

一方で、対面会議について考えてみます。
対面会議についても、課題は当然あります。
ですが、対面ならではの良さもあると思います。

適度な緊張感がある

対面会議には、独特の緊張感があるのではないでしょうか。
それは、会議という場に直接集まることから生まれていると思います。

この、対面会議が持つ緊張感はプラスの効果があると思います。
(会議の趣旨や事前準備等が適切である前提ですが。)

真剣勝負の場である会議での議論を通じ、相乗効果で良い結果が生まれると感じます。

一体感を得やすい

もう一つのメリットは、会議参加者の間で一体感を得やすいことがあると思います。
これは、その場に実際にいることで、会議の流れというか空気感を感じることができるためでしょう。

場合によっては、直接対面しているからこそ、激しい議論もあるかもしれません。
そういった部分も含めて、深い関わりができやすいのは対面ではないかと思います。

オンラインの場合、良い意味でも悪い意味でも一歩引いてしまいがちな部分が出やすいのではないでしょうか。

必要に応じて使い分ければ良い

オンライン会議も対面会議も、それぞれに良さもあれば課題もあります。
どちらかに固執する必要はなく、状況に応じて使い分けることができれば良いのではないでしょうか。

対面会議しか存在していなかったときには、会議自体に対する課題に着目されがちでした。
その後、オンライン会議の普及によって対面会議の良さが再認識できたような気がします。

適切な準備と目的の元で行われなければ効果がないのは、会議手段を問いません。
会議手段が複数あることは、状況に応じた使い分けを可能にしていると思います。

自分の今のオススメは、普段はスピード重視でオンライン会議を活用します。
その上で、要所で対面会議を組み合わせるのが効果的かなと感じています。