在宅勤務で失ったものはリカバリーできる

在宅勤務について、実際の利用者からもメリット・デメリットがあると思います。
人によってはデメリットが大きいので在宅勤務は反対との意見もあるでしょう。
確かに在宅勤務によって失われたものはあると思います。
しかし、それらはリカバリー可能ではないでしょうか

在宅勤務によって失われたものもある

自分は在宅勤務を実際に体験してきました。
新たな働き方として魅力的であり、より推進されれば良いなという考えです。
確かに課題もあるでしょうが、この流れが更に進むことを期待しています。

自分が在宅勤務によって失われたものは次のようなものです。
ただ、失われたこと自体はメリットとして考えることもできるのでしょう。
今回はマイナス面を挙げておきます。

通勤を利用した運動や自己啓発

在宅勤務の最大のメリットは通勤という行為の削除とも考えられています。
コロナ対策として、在宅勤務が普及してきたのも通勤による密を避ける意図がありました。

通勤がないことで、満員電車などによるストレスの削除や通勤時間の節約ができます。
確かにそのとおりだと思いますが、在宅勤務をすることで気づいたデメリットもありました。

通勤という行為は強制的な運動習慣でした。
自宅から最寄りの駅まで歩く(時には遅刻しそうになり走る)という運動です。
在宅勤務により、「コロナ太り」になったことで、通勤が健康に与える影響に気づきました。

また、通勤時間を活用した自己啓発(読書、勉強)も効果的だったなと感じます。
平日は毎日確実に行う行動ということで習慣化しやすいメリットがありました。

業務中の余白時間の活用

業務の合間に発生する、ちょっとした余白時間もありました。
税理士試験勉強中は、この余白時間は理論暗記に大活躍していました。
また、職場の人との雑談などもこの余白時間の活用と言えるのではないでしょうか。

雑談自体が不要とか、元々好きでないという意見も当然あるでしょう。
しかし、チームでの仕事を行っているのであれば、コミュニケーションは無いよりはあったほうがよいでしょう。
そのための時間としては有効だったと思います。

自分ひとりの時間確保

出社をしている時間は家族と離れ、自分ひとりの時間とも言えるのではないでしょうか。
人によっては、貴重な一時だったりするのではと思います。
自分は違いますが、家に帰りたくないのかなと思わせる人もいました。

時を戻すのではなく、どう進める(対応する)のか

失われたものを取り返すために、在宅勤務から通常の出社勤務に戻すという考えには賛同できません。
新しいルールの中で、どのように対応させていくのかを考えるべきではないでしょうか。

・運動不足というなら通勤時間分を使って散歩をすれば良い

・余白時間は在宅勤務でもあるはず、または余白時間が出ないならばその分早く仕事が終わるはず

・コミュニケーションはオンラインでも可能

・自分ひとりの時間は…ちょっと答えがでないです。(自分はもともと家に居たい人なので)

繰り返しになりますが、在宅勤務が万能というわけではありません。
しかし、新しい仕事のルールがせっかく芽生えてきたのです。
簡単に過去に戻すという選択ではなく、対応することで良いものにしていきたいですね。