趣味が仕事に悪影響を及ぼした失敗例

 

先日、趣味を大切にすることで仕事にも好影響を与えるという記事を書きました。

趣味を全力で楽しむから仕事も頑張れる

ですが、振り返ってみると、過去には趣味が仕事に悪影響を及ぼしたこともありました。
非常に格好悪いのですが、失敗談も何かの役に立つと思うので残しておきます。
(自分自身の若さゆえの過ちですので、認めたくはありませんが。)

人生初のオンラインゲームにどっぷりハマる

社会人になった時点での自分の趣味は、特にバスケットとテレビゲームでした。

バスケットは小学生からの趣味です。
当時も週2回程度ですが、コンスタントに体を動かしていました。

また、テレビゲームも小学生のときのファミコン発売からの趣味です。
好きな分野のゲームはシミュレーションゲームです。
特に信長の野望というゲームが大好きでした。
小学生の時に発売された信長の野望・全国版からPC版でプレイしていました。

適度な運動習慣と、インドアな活動が混在している状況でした。
仕事とのメリハリという意味でも、それなりにバランスは取れていたような気がします。

ところが、今から20年ほど前、人生初のオンラインゲームにどっぷりハマりました。
仕事に悪影響が出まくり、非常にまずい状況に陥ってしまいました。

好き×初体験=制御不能

信長の野望OnlineというMMORPGを発売日に購入し開始しました。
それまで、オンラインゲームは行ったことがなかったです。

信長の野望シリーズの最新作ということで、深く考えずに購入した記憶しかありません。
そもそもシミュレーションゲームではないですし。
好きな信長の野望だからというのが強かったのでしょう。
(RPGも嫌いではなかったので、抵抗がなかったのかと。)

実際にゲームを始めてみると、今までにないゲーム体験がありました。
見ず知らずの人が同じゲーム世界に同時に存在しているというのは衝撃的でした。

また、チャットをつかってコミュニケーションをとることも新鮮でした。
発売日から始めたので、周囲もみんな初心者でしたから楽しかったのかもしれません。

そして、自分の個性でもある競争心に火がついてしまいました。
周りに負けたくないと考えてしまったのです。

レベル上げや新たな冒険や攻略には時間が必要です。
これまでのゲームとは違い、リアルタイムで環境が変化していきます。
負けないためには、周囲以上にエネルギーを注がなければなりません。

今思えば、それは会社員のゲームの楽しみ方からは逸脱しています。
何と勝負するのかという基準が狂っていました。

そのため、仕事をしていても、ゲームのことが気になってしまう。
時には徹夜明けで仕事に向かうような状況でした。
趣味が完全に仕事へ悪影響を与えてしまい、制御不能な状態でした。

何とか立ち直れたわけ

実際のところ、この制御不能な状態は数年続いてしまいました。
程度の差はありますが、ゲームによる悪影響が出ていました。

なぜここから立ち直ることができたのか。
自分の場合は、興味関心が別のものに移ったことによります。

税理士資格の取得を目指すことを決意したときに、趣味の優先順位が大きく変わりました。
税理士試験受験勉強、大学院進学、仕事の3本柱とバスケットで時間は目一杯です。
ゲームは自分の中で一旦凍結することに気持ちの整理ができました。

不思議なもので、現実世界で勝負を行うことを決めると気持ちも変化しました。
勉強自体もゲームのレベル上げのような感覚で行うことで、ゲームへの未練は消えました。

税理士試験受験勉強と大学院進学について、趣味の感覚を持てたことが大きいと思います。
そして、決断をサポートしてくれた妻のおかげなのでしょう。

思えば、妻からは以前より、ゲームが与えている悪影響について、指摘と忠告をもらっていました。
なかなかそれを活かせなかったことを、この記事を書きながら反省しています。
とりあえず、今後は趣味で失敗することが無いようにしたいと思っています。