TACのデジタル教材を使うメリット


1月5日から、TACの税理士講座でデジタル教材のサービスが始まりました。
iOS、Androidそれぞれに対応したアプリをダウンロードして利用することができます。

デジタル教材によって、仕事しながら受験している人にとっての
勉強のやり方が変わるのでしょうか。

デジタル教材という選択肢の追加

今回提供されるデジタル教材は、例えば所得税法の場合だと、
理論マスター、理論ドクター、ポイントチェック、直前対策テキストが対象のようです。

Kindleなどで電子書籍が一般的になってきていることから、
デジタル教材というのは自然な流れだと思います。
追加料金無しで教材に選択肢が追加されたということは
受験生としては歓迎すべきことなのでしょう。

選択肢の追加という観点で考えると、
将来的には利用する教材の種類によって
受講料が異なるプランも出てくるのかもしれません。
(紙のテキストを利用しない場合、現状よりも安くなるとか)

自分の受験生時代

自分の受験生時代は、普通に仕事しながらの受験勉強だったので、
毎日会社には教材を持って通勤していました。
細切れ時間で見るための理論マスターと始業前や昼休みに行うための答練は必須でした。
営業職だったので、客先への訪問の際にも鞄の中には教材は入れたままでした。

デジタル的なものといえば講義がDVD等の媒体や
ネット経由で受講できた記憶はありますが、
教材関係はすべて紙媒体でした。

自分で答練をpdfファイルに加工したりしていましたが、
あくまでも印刷目的のためでした。
(コンビニでいつでも問題を印刷できるように)

私が考えるデジタル教材のメリット

一般的なデジタル教材のメリットは、主に以下の3点でしょうか。

1. 重い紙のテキストを運ぶ負担の軽減
2. デジタル化による検索機能の優位性
3. 書き込み時の修正の容易さ

ただ、私が考える仕事しながら受験している人にとっての
デジタル教材の最大メリットは
受験している感を周囲に出さずに勉強できることだと思います。

受験を始めた当初は、通勤中の電車の中でテキストを出して
勉強することを躊躇した記憶があります。
とは言っても、勉強することが習慣になった頃には
全く気にならなくなりましたが。

また、職場でも受験していることをオープンにするまでは、
何となくコソコソしながら取り組んでいました。
こちらも職場の理解を得てしまえば
昼休みは堂々とデスクで過去問を解いていました。

自分はたまたま環境に恵まれていましたが、
会社員で税理士試験にチャレンジしている方全てが
職場の理解を得ているわけではないでしょう。

会計事務所勤務などであれば、
このような悩みはないのかもしれません。
しかし、一般企業で更に畑違いの部署に勤務している場合は
職場に対して気をつかうこともあるのではないでしょうか。
(会計事務所の勤務経験がないので詳しくはわかりませんが)

タブレットやスマートフォンがあれば教材を確認できるとなれば、
電車の中でも職場でも悪目立ちしなくて済みます。

まわりの人へ違和感を与えることなく勉強を行えるというのは
勉強を続ける上でのメリットではないでしょうか。
余計なストレスは少しでも減らして勉強に集中できると良いですね。